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コーヒーと標高のイイ関係、知っていますか?

豆知識

2026.09.11

こんにちは。

今回はシングルオリジンコーヒーの販売情報の中にある「標高」について解説したいと思います。


これまでお話ししてきた中で、コーヒーの農園が標高の高い山の中にあることは想像のついている方が多いと思うのですが、そもそもなぜそんな場所で栽培する必要があるのでしょう?


そんな疑問に回答していきたいと思います。



【目次】

  • コーヒーノキの起源
  • テロワールとしての標高
  • コーヒーをおいしくするテロワール
  • まとめ


コーヒーノキの起源

ご存知の通り、植物としてのコーヒーノキの起源はエチオピア、気候としては冷涼な雲霧林の日陰が原産地です。

つまり、作物としてのコーヒーを作る場合も、同じような環境である必要がある、というのがまず最初の理由です。


コーヒーノキを栽培するには以下のような条件が必要といわれています。


  • 土壌やや酸性の肥沃な土壌(火山灰地)
  • 気温… 年間平均20℃前後、5℃以下になったり、霜が降りる環境はNG
  • 降雨… 生育期に雨が降り、収穫期には乾燥していること
  • 日照… 必要だが、強すぎてはいけない


こういった条件を満たすのがアフリカ、東南アジア、中南米の標高1,000m~2,000mの高地になるというわけですね。

エチオピア野生原生種のコーヒーノキ。赤く熟した実(コーヒーチェリー)の中に、コーヒー豆のもとになる種が入っています。

テロワールとしての標高

栽培に適した環境条件の中で、標高が違うとどういった違いがあるのでしょうか。

標高によって変わるものといえば…そう、「気温」です。

標高が高いほど、気温は低くなりますよね。


標高が低く気温の高い農園と、標高が高く気温の低い農園で栽培されるコーヒーで何が変わるかというと、コーヒーの木の実が熟すのにかかる時間の長さです。

コーヒーは熟した段階で収穫し加工しますが、コーヒーとして利用されるのは木の実の中にある種子です。

短い時間で完熟した木の実の種子と、長い時間をかけて熟した木の実の種子を比較すると、ある程度以上の時間をかけて熟したものの方が種子が十分に成熟しており、結果としてコーヒーの品質が高くなる傾向があります。

ただし、気温が低いほど収穫時のコーヒーチェリーの熟度のムラが大きくなりやすいので、管理の手間は増えます。


ここで本当に重要なのは、標高の数字そのものよりも、実際の畑の気候がどうなっているかということです。

極端な例としては、農園が標高1,800mの日当たりが良く気温が高くなりやすい畑よりも、標高1,600mの他の山の日陰になっていて気温が低い畑の方がコーヒーが美味しい、なんてこともあり得ます。


個人的に体験として多いのは、農園の諸情報を頭に入れたうえでコーヒーをテイスティングしていて、その情報から想像する「これくらいのおいしさかな?」と比較して、実際のコーヒーがやけにおいしいことがあります。

そんなとき地図情報を見て農園のある場所の地形や位置関係を確認し、「なるほど!」と納得するものですね。

こちらはイエメンの高地にあるコーヒー畑の風景。ぐるりと霧がかかっていて、いかにも標高の高さを感じさせる景色です。

コーヒーをおいしくするテロワール

世界的に有名な産地には、いくつかの共通点があります。

そのうちの1つが今回お話しした、他の場所よりも何かの理由で気温が低くなりやすいことです。

例えばシンプルに標高が高かったり、谷間の斜面の畑で谷には冷たい川が流れていたり、地形の関係で日照時間が短かったり、霧が出やすかったり。


こうした「どうしてこのコーヒーはこんなにおいしいんだろう?」という情報を整理するために、猿田彦珈琲で販売するシングルオリジンコーヒーの情報には、農園のコーヒーを栽培している区画の標高や、そのほかいろんな情報を記載しています。


標高について全体的な話でいうと、2,000m以上の標高で栽培されたコーヒーだった場合は、まずびっくりしていただいていいですね。

そんな場所でコーヒーを栽培しているのは、世界でもほんの一握りの生産者しかいません。

ブラジルの場合は、1,100mを超えていたら同じくらいびっくりしてください。

猿田彦珈琲のシングルオリジンコーヒー。こちらは仙人もびっくり、2,320〜2,400mの標高で栽培されたエチオピアのコーヒーです。

まとめ

コーヒーの栽培標高は絶対に高くなければいけないというものではありませんが、そのコーヒーのおいしさにかかわる重要な情報のひとつでもあります。


「このコーヒーおいしいな!」と思ったら、ぜひそのコーヒーがどんなところで作られたものか調べてみてください、きっと発見がありますよ。



<販売中のシングルオリジンはこちら!>



Text:村澤 智之(猿田彦珈琲)


SARUTAHIKO COFFEE inc.

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