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今月のおすすめシングルオリジン|コロンビア/La Fortuna Aji Washed

豆知識

2026.10.05

毎月ひとつ、いま飲んでほしいシングルオリジンをご紹介するシリーズ☕️


10月におすすめしたいのは【コロンビア/La Fortuna】です。

飲む前に、この一杯が生まれた場所のことを少しだけ。


【目次】

  • コーヒー産地としてのコロンビア
  • コロンビアのテロワール
  • La Fortuna Aji の味わい


コーヒー産地としてのコロンビア

小規模生産者の農園風景です。


コロンビアは南米のコーヒー生産国で、南北に伸びる複雑なアンデス山脈の山間部でコーヒーを栽培しています。


18世紀に宣教師によってコーヒーが伝わり、コロンビア独立後、19世紀中ごろから主要な輸出産業として広まり、成長した生産国です。


伝統的なコーヒーの世界では『コロンビアマイルド』として知られ、アラビカコーヒーの生産量はブラジルに次ぐ2位です。

これはFNC(コロンビアコーヒー生産者連合)のブランディング戦略がうまくいったことが主因といわれます。


急峻な山間部のため小規模生産者が多いのが特徴で、FNCがウォッシュトプロセスのコーヒーのみ輸出を認めていた関係もあり、どんな小規模生産者でも基本的には自分たちでコーヒーを生豆まで加工しています。


また、コーヒーの品種改良にいち早く取り組んだ産地としても有名です。

“バリエダ・コロンビア”や“カスティージョ”といったハイブリッド(アラビカ種とカネフォラ種の交配)品種が広まっています。

コロンビアのテロワール

高いところだと標高2,000mを超える場所もあり、火山性土壌、かつ昼夜の寒暖差が大きいのが大まかな特徴です。

ウォッシュトプロセスのコーヒーだと全体的には明るい酸味の質と甘みが魅力ですね。


アンデス山脈が南北に伸びている関係でコロンビアのコーヒー産地は広域にわたり、気象条件も異なるため、地域による味の違いがもちろんあります。


メジャーな産地でいうと、

北部:サンタンデール

中部:アンティオキア、リサラルダ、トリマ

南部:ウィラ、カウカ、ナリーニョ

といった地域が挙げられます。

ウィラ県ピタリート ブルセラス。谷の左側の斜面がコーヒー農園です。


コロンビアコーヒーでは“その地域にしかない品種”がたびたび話題になります。

有名なものは“ピンクブルボン”、“チロソ”、“アヒ”ですが、これらはもともと伝統的な品種の突然変異と思われていたもので、風味が魅力的なことで見いだされ、その地域で広まった品種たちです。


近年の遺伝子調査でこれらの品種はアラビカ栽培種ではなく、エチオピア野生原生種に由来することがわかっています。

ただ流入の経緯は全く不明で、なぜそこにあるのかということには謎が残っています。


また、ここ数年でウィラのラス・フローレス農園をはじめ、いくつかのグループの農園で作られる、特殊な発酵プロセスによるユニークな風味のコーヒーが、競技会で注目を集めています。

新しいコロンビアコーヒーの魅力として、毎年話題となっています。

La Fortuna Aji の味わい

ウィラ県ピタリート、ブルセラスのラ・フォルトゥナ農園、アヒ種ウォッシュトプロセスのコーヒーです。


この農園はカップ・オブ・エクセレンスで3度の入賞経歴があり、様々な品種の栽培や、生産処理技術の向上をはじめ労働環境の整備にも取り組み、持続可能な高品質コーヒーの生産を続けています。


アヒ種は今のところウィラ県ピタリート周辺の生産者だけが栽培する、希少性の高い品種です。

アヒはスペイン語で“唐辛子”という意味で、これはチェリーから独特のスパイシーな香りがすることから名づけられました。


アヒ種由来のフローラル、スパイスのフレーバー、厳正に管理されたウォッシュトプロセスによるマンダリンオレンジやネクタリン、ブラックベリーのフルーティーさ、滑らかな甘い余韻をお楽しみいただけます。

希少品種のユニークな味わいを、ぜひご堪能ください。


【浅煎り】コロンビア∕La Fortuna Aji Washed

100g/¥1,980(税込)

・生産国:コロンビア共和国

・地域:ウィラ県ピタリート ブルセラス

・農園:ラ・フォルトゥナ

・標高:1,700~1,800m

・品種:アヒ

・生産処理:ウォッシュト


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Text:村澤 智之(猿田彦珈琲)

SARUTAHIKO COFFEE inc.

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