【猿田彦の挑戦】Road to 2027 | vol.1〜vol.6
舞台裏
2026.09.30

2027年、コーヒーの世界大会「ワールド バリスタ チャンピオンシップ(WBC)」が東京で開催されます。
その舞台に向けて、猿田彦珈琲のバリスタたちはいま、日本一を決める大会に挑んでいます。
この挑戦を、冊子『Monthly 猿田彦珈琲』の連載「【猿田彦の挑戦】Road to 2027」で毎月お届けしてきました。
今回は、これまでの連載を vol.1 から順にまとめてご紹介します!
目次
- 『Monthly 猿田彦珈琲』とは?
- vol.1 2027年、世界最大のコーヒー祭典が日本へ
- vol.2 「バリスタ チャンピオンシップ」とは?
- vol.3 「プレゼンテーション」って何を話すの?
- vol.4 いよいよJBCの挑戦がはじまりました!
- vol.5 3名全員が予選を突破!
- vol.6 安部・伊藤・野澤、日本一を決める本戦へ
- まとめ
『Monthly 猿田彦珈琲』とは?
『Monthly 猿田彦珈琲』は、2026年5月から毎月発行している、猿田彦珈琲の全店舗でお配りしている冊子です。
その月の季節のコーヒーや限定ドリンク、コーヒーにまつわるコラム、お知らせなどを載せています。
表紙は、その月の季節限定ブレンドのデザインです。
9月号はお月見ブレンド、10月号はハロウィンブレンド。
毎月変わる表紙のデザインも、あわせて楽しんでいただけたらうれしいです。
お店にお越しの際は、ぜひ手に取ってみてください。
その中で5月号から続けているのが、連載「【猿田彦の挑戦】Road to 2027」です。
紙面では毎月1回分ずつのご紹介なので、「前の回を読みそびれた」という方もいらっしゃるかもしれません。vol.1から順にまとめたので、ぜひご覧ください。
vol.1 2027年、世界最大のコーヒー祭典が日本へ
(2026年5月号)

猿田彦珈琲の競技会での上位実績(2014〜2025年)
世界中のコーヒー関係者が熱い視線を注ぐ、世界最大級の展示会「ワールド オブ コーヒー(WOC)」。
単なる商談や製品紹介の場にとどまらず、新しい味や最新トレンドが一堂に会する、まさに"コーヒーの祭典"です。
2027年、このWOCが初めて日本(東京)で開催されます。
そして、この祭典のメインイベントとして同時開催されるのが、各国の代表バリスタが世界一の座をかけて技を競う「ワールド バリスタ チャンピオンシップ(WBC)」。
日本でのWBC開催は実に20年ぶりとなり、業界の大きな注目を集めています。
自国開催での世界優勝という悲願に向け、猿田彦珈琲の挑戦はすでに始まっています。
まずは2026年10月のSCAJ(※)での日本大会優勝、そして2027年のWBC優勝へ。
2024年に日本一に輝き、世界大会で5位まで辿り着いた猿田彦チームが、今どのような挑戦を続けているのか。
連載形式でその裏側をお届けしていきます。
※SCAJ:日本スペシャルティコーヒー協会が主催する国内最大の展示
vol.2 「バリスタ チャンピオンシップ」とは?
(2026年6月号)

2025年にイタリア・ミラノで開催された、ワールド バリスタ チャンピオンシップの様子
猿田彦チームが挑む「バリスタ チャンピオンシップ」とは、そもそもどのような大会なのでしょうか?
単にコーヒーの抽出技術や味だけを競う場だと思われがちですが、実は違います。
競技は「15分間」。
この時間を使ってエスプレッソ、カフェラテのようなミルクビバレッジ、エスプレッソを使用した創作ドリンクの3種を提供します。
最大の魅力はその奥深さにあります。
コーヒーを通じて何を伝えたいのかという「プレゼン力」をはじめ、無駄のない美しい所作やホスピタリティまでが厳格に審査されるのです。
極限の緊張の中で、豆の量「0.1g」、抽出時間「1秒」のブレも許さない一杯を再現するバリスタ。

伊藤バリスタが出場した2025年ミラノ開催のWBC会場で応援する様子
その背後には、生産国で豆を買い付けるバイヤーや、コーヒー豆を焙煎するロースターの存在があります。
一杯のカップに沢山のスタッフの情熱を込め、チームの「総合力」を世界へ届ける熱き表現の舞台なのです。
vol.3 「プレゼンテーション」って何を話すの?
(2026年7月号)

競技中、審査員に向けてプレゼンテーションをする様子
前回(vol.2)では、「バリスタ チャンピオンシップ」が単なるコーヒーの抽出技術だけでなく、「プレゼン力」や焙煎の精度といった、チームの「総合力」を表現する舞台であることをご紹介しました。
一見、基準が見えにくい「プレゼン力」は、一体どのように評価されるのでしょうか?
日本大会で3年連続の決勝進出を果たした、経験豊富な安部バリスタに聞いてみました。
「プレゼンで問われるのは、技術論の先にあるバリスタとしての『存在意義』ですかね。」
「大会の15分間で審査されるのは、技術論の先にあるバリスタとしての『哲学』や『世界観』だと思います。
しかし、どれほど熱く理想を語っても、それが実際のカップ(味)に表現されていなければ、世界基準のジャッジに共感してもらうことはできません。
昨年は一緒に働くスタッフにも共感してもらえる内容にしたいと考えて作ったプレゼンでしたが、優勝することはできませんでした。
理想を味で証明する――本当に難しいですね。
でも、そこに挑戦し続けたいと思っています。」
技術と哲学を15分間に詰め込んだ猿田彦チームのプレゼンテーションが、今後の猿田彦珈琲を形作っていくはずです。
バリスタの個性も溢れるプレゼンにも、ぜひ注目してみてください!
vol.4 いよいよJBCの挑戦がはじまりました!
(2026年8月号)

競技に向けて、抽出を確かめる練習の様子
日本一と世界大会への切符をかけた「JBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)」の予選が開幕。
猿田彦珈琲からは3名(安部/伊藤/野澤)のバリスタが挑戦します。
予選は東京と大阪で計6日間開催され、全国から多くのバリスタが出場しています。
予選突破は14名、決勝進出は6名という狭き門。
「これをやればOK」という正解が存在しない世界で、妥協なき検証を繰り返しています。
生豆の選定から、焙煎度合い。
焙煎後何日目が一番美味しいか、抽出方法に特製ミルクの仕込み、当日使用するカップの選定まで。
そのこだわりを競技に注ぎ込んでいます。

競技で使うカップも、こだわりのひとつ
「どんなミルクやカップを使っているのか」にも注目していただくと、よりJBCという競技会の奥深さを楽しんでいただけるかもしれません。
予選の競技動画はSCAJバリスタ委員会の公式Instagramで配信されていますので、ぜひ猿田彦チームの挑戦を応援お願いします!
vol.5 3名全員が予選を突破!
(2026年9月号)
8月に開催されたジャパン バリスタ チャンピオンシップ東京予選に参加した3名全員が突破し、次なるステージへ進むことができました。
次はいよいよ10月。
2026年10月14日(水)・15日(木)に東京ビッグサイトで開催される「SCAJ2026」での本戦です。
14名による準決勝、そして6名が競う決勝を通して日本一に輝いたバリスタは、2027年WBC東京大会への参加資格を獲得します。

昨年ラテアートの世界大会で2位に輝いた野澤バリスタ。JBCは初出場ながら堂々の予選通過
サポートメンバーからは「後悔しないためにできることは全部やります」というコメントも。
チーム一丸で日本一、そして世界を目指して準備を進めます。
vol.6 安部・伊藤・野澤、日本一を決める本戦へ
(2026年10月号)
2026年10月14日・15日、東京ビッグサイトで開催されるJBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)。
予選を突破した3名が、全14名で競う準決勝へ挑みます。
本戦を前にした3名のコメントをご紹介します!

安部バリスタ
「コーヒーが大好きな気持ちを大切に、積み重ねてきた経験や、たくさんの方から受け取った想いを一杯のコーヒーに込めて、今の自分にできる最高の競技を届けたいと思います。」

伊藤バリスタ
「昨年挑戦したミラノでの世界大会から、どうしたら世界一になれるのかを考え、抽出方法から焙煎までを調整してきました。
今年優勝したら、来年の世界大会は東京で開催されます。優勝するための準備を最後までしていきたいと思います。」
野澤バリスタ
「自分ができる最大限のパフォーマンスを頑張ります!
ラテアートで気付いたことも含めて、初めて挑戦するJBCでもコーヒーを探求し、挑戦する姿を見せられたらと思います。」
2027年のWBC東京大会に向けた、猿田彦珈琲のバリスタたちの挑戦。
まずは東京ビッグサイトでの、日本一をかけた本戦です。
次回は、大会の結果をご報告します。
ぜひ、猿田彦チームへの応援をよろしくお願いします!
Text:奥村一誠(猿田彦珈琲)
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