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ロースターのケニア滞在記~ワクワクの前半戦~

舞台裏

2026.04.22

年始の感覚も沸かないまま迎えた2026年1月 

猿田彦珈琲の買い付けチームでアフリカ ケニアに行ってきました!! 

 

日本から乗り継ぎ含め19時間 。

朝7時にジョモ・ケニヤッタ空港に到着です。 

(ケニア共和国の首都、ナイロビにあるケニア最大の空港で、ケニアの初代大統領であるジョモ・ケニヤッタから命名されたそう。)


日本は真冬なのに対して、ケニアはしっかり暑い。(昼間は25~30℃くらい)

今回訪れたインポーターやエステート、ウォッシングステーションを3編に分けてご紹介していきます! 


①ロースターのケニア滞在記~ワクワクの前半戦~ (本記事)

②ロースターのケニア滞在記~圧巻の農園訪問~

③ロースターのケニア滞在記~ケニアのマダムはあたたかい~


【目次】

  • DAY1&2
    ‐LDC in Nairobi
  • DAY3
    ‐MUTHAITE ESTATE in Kiambu
    ‐KAYS ESTATE in Kiambu
  • まとめ 

DAY1&2

到着初日はホテルや周辺を散策しつつ 一週間滞在の流れも確認しなければならないので休憩しつつMTG!

2日目からは本格的に仕事です! 

早速訪れたのはLDC(Louis Dreyfus Company)さん。

‐LDC in Nairobi (ナイロビ)



猿田彦珈琲が日頃お世話になっているケニアコーヒーの大手企業さんですね。

今回アテンドしてくれたラファエルは元々ここで働いていました。

(毎日600カップもカッピングしてたんだよ〜だって!ひえー)



入って早速圧倒的なサンプル量です。(左側)

2週間で1500サンプル届くそう!


このサンプルをカッピングをしてから*オークションで買うそうです。


*ケニアコーヒーの特徴として、オークションというシステムがあります。

簡単に言うと築地の競りみたいなもの。

①生産者がチェリーを収穫して精製

②ドライミルでパーチメントを脱穀、グレーディング(AA,AB,PBとかに分ける)

③サンプル配布&カッピング。輸出業者やバイヤーが事前に味を見る

④毎週開催されるオークションでロットごとに競りにかけられる

⑤落札した業者が輸出


こんな大量にあったら私ならすぐに何かやらかしそうです。

こわい、、


さあ、工場見学へ。



大量の麻袋!約3万バッグ!

ここでは積み上げの際、上に行けば行くほど落下の危険があって危ないのでハーネスをつけて作業されていました。

(この仕組みは俺が導入したbyラファエル)



ここでは生豆のピック作業をされていました。

ラファエルがここの方たちに、

『Thank you guys for your hard work!』

と声を掛けていたのがとても印象に残っています。(そうゆうの大事だよな)



こういった機械があちこちに。 

パーチメント、石など分けた後でセンサーで基準別に分けられていきます。 



沢山の麻袋と大きな設備の中、本当に皆さんきびきびと働かれてて邪魔にならないように必死でした(汗)

LDCの皆さんありがとうございました!

この日はもう一か所日頃からお世話になっている所へお伺いして、全部で70カップ近くをカッピング。


もうお腹も減って大変です。



ケニアではポピュラーなヤギ肉!

右下にある白い食べ物がケニアで伝統的な【ウガリ】。

ピクルスのような野菜やお肉を挟んで食べる!

(これがクラシックスタイルだぜっbyラファエル)

お疲れ様ビール!


ケニア滞在はまだまだこれから!

DAY3に続きます。

DAY3


今日は車を走らせること数十分。遂に農園に!

こういう街中を通って農園に行くっていうのが不思議な感覚です

近いなぁ。

ナイロビ市内からでも一時間くらいで着いちゃうらしい。

‐MUTHAITE ESTATE in Kiambu (ムタイテ・エステート/キアンブ群)


YEY!!到着!

ムタイテ・エステートはキアンブ群、ナイロビの北西45km、標高1,560mの高地にあります。



農園主さんから聞いたお話によると

品種はSL28, SL34, RUIRU11, バティアン、

エリアによって育てる品種を分けているとの事。年間生産量は350t!


農薬の使用量を少なくしつつ、全体の80%くらいはクオリティの高いものを生産しているそうです。

このレベルの農園はケニア全体の1%くらいだよ、とラファエル。

すごいところに来ちゃったな。


壁には日々の降水量を始めとしたデータらしき情報が沢山あります。

(1000人規模のピッカーさんをいつどのように動かしていくか等を決めるのに必要な情報らしいです)


ちなみにここで初めて耳にした言葉があって、

【リバースクロップ】と、いうもの。 (みなさんご存知?)

剪定等でコーヒーブロッサムの開花時期をずらすそう。

※通常開花のあとにチェリーは半年くらい時間を掛けてゆっくり赤くなっていきます!


開花のタイミングがずれる事によって一年中供給可能になるそうです。

管理体制がきちんとなっていないと出来ないですね、素晴らしい。



*ウェットミルも、*アフリカンベッドもありますね。


*ウェットミル…水を使った精製設備そのものを指す言葉。

パルパー、発酵槽、ソーキングタンクなどの設備のこと。

*アフリカンベッド…コーヒーの乾燥に使う高床式の乾燥台のこと。

主にWashedならパーチメントがついた状態で乾燥/Naturalはチェリーのまま乾燥/Honeyはミューシレージがついたまま乾燥されるよ~


詳細は下記の記事でも紹介してます。

ウォッシュトプロセスとは|コーヒーの生産処理について ①


パートナシップ農園にも行きます!


‐KAYS ESTATE in Kiambu (ケイズ・エステート/キアンブ郡)


ここではルイルとSL28、二つの品種を栽培しています。



*ルイルと*SLの葉っぱの形状の違いを教えてくれています。


*RUIRU 11…カティモールとSLの交配種で害虫や病気に強い

*SL28…伝統的なスコットランド品種(カップが良いとされますね)


両方の特徴を掛け合わせたりしながら栽培を行っています。

収穫は2月から8月くらいで行い、

チェリーが緑→黄色に色づき始めたらピッカーさんにそろそろ出番だよ!と

電話するそう。



あっ

お花咲いてる。

ジャスミンを思わせるすんごいいい香りです。



ここは堆肥置き場ですね。

この中にはカスカラ(チェリーの果皮・果肉)もあって、堆肥にしてファームに戻すんだよ、と仰ってました。


まとめ

圧倒的なスケールの工場設備や、知恵が詰まった農園の取り組みなど、驚きと学びが連続の前半戦でした。

この日訪れた農園のほとんどがこの様にコーヒーチェリーを余す事なく使っていました。

捨てる事なく使う!って事ですね。

地球に優しい取り組みです。


DAY4は農園やラボがほぼ稼働していないため、休養&移動に。

夕方からケニアの中部地方エンブへ3~4時間かけて向かいます!


DAY5へつづく


Text:長岡 さなえ(猿田彦珈琲)


【シリーズ:ロースターのケニア滞在記】

  • ワクワクの前半戦(本記事)
  • 圧巻の農園訪問(近日公開)
  • ケニアのマダムはあたたかい(近日公開)

SARUTAHIKO COFFEE inc.

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