猿田彦珈琲について

プロダクト

店舗メニュー

コラム

法人のお客様

採用情報

店舗を探す

オンラインストア

コーヒー豆の種類|品種・産地・焙煎・挽き方の違いによる特徴を解説

コーヒーの豆知識

2025.12.01

コーヒー豆は品種や産地によって、味や香りが異なります。
さらに焙煎度合いや淹れ方でも味わいが変わるため、自分好みの豆を探すとよいでしょう。
この記事では、コーヒー豆の品種と産地について解説します。
豆の焙煎度合いや挽き方も解説するので、ぜひ参考にしてください。


猿田彦珈琲のコーヒー豆はこちら


--------------------------------------------------

📖目次

  • コーヒー豆の品種
  • コーヒー豆の産地の種類
  • コーヒーの焙煎度合いの種類
  • コーヒーの挽き方の種類
  • 厳選!豆の種類にこだわるおすすめコーヒー
  • まとめ

--------------------------------------------------


コーヒー豆の品種

コーヒー豆には100種類以上あるとされていますが、主に以下の3つに分類できます。
・アラビカ種
・カネフォラ
・リベリカ
上記は「三大原種」と呼ばれており、作物としての性質や味、カフェインの量などが異なります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。


アラビカ種

アラビカ種は、風味や酸味の質がよい品種です。
反面そのよさを実現するには気候・土壌などの周辺環境が適していることが必要で、気候の影響を受けやすい品種です。
年間平均気温20℃前後の冷涼な気候で栽培されることで風味が豊かになり、病虫害、高温に弱い点が特徴です。
現在流通しているレギュラーコーヒー用のコーヒー豆の多くは、アラビカ種に該当します。
エチオピア原産で、イエメンを経由して世界中に伝播した歴史があります。


カネフォラ種

カネフォラ種は、香ばしい香りと強い苦味をもつ品種です。
別名「ロブスタ種」ともいわれており、アラビカ種の2倍前後のカフェインが含まれているとされています。
アフリカ大陸のコンゴ原産で、現在流通しているコーヒー豆の3割前後がカネフォラ種です。
病虫害や高温に強く、気候の影響を受けにくい点が特徴です。


リベリカ種

リベリカ種は、香りが良く独特な風味が特徴の品種です。
西アフリカのリベリカ原産のコーヒー豆で、マレーシアやフィリピンなど一部の地域で生産されています。
リベリカ種は、気温や湿度などに順応するため、低地や平地でも栽培できる点が特徴です。
ただし、他の品種と比べると流通量が少なく、コーヒー豆全体で1%程度です。


コーヒー豆の産地の種類

アラビカ種のコーヒーは、主に南北回帰線の間の高標高地域で栽培されています。
ここでは、コーヒー豆の産地の種類を解説します。


エチオピア

アフリカ大陸エチオピアは、標高2,000mを超える高地にある国です。
野生原生種のコーヒーの産地であり、雲霧林の冷涼な気候がコーヒー栽培に適しています。
エチオピアのコーヒー豆は、フローラルな香りとシトラスのような酸味が特徴です。
過去にはイエメンのモカ港から輸出されており、後述するイエメンコーヒーとともに、モカと呼ばれていたこともあります。


イエメン

中東イエメンはアラビア半島南端部にある国で、この国から栽培種の原種が伝播したことが「アラビカ種」の名称の由来になりました。
コーヒーを輸出していた港「モカ」の名前でも有名です。
現代のコーヒーに一番近い飲み物はイエメン発祥といわれており、現代の品質の高いイエメンコーヒーは独特のお香のような香りとウイスキーのような風味が特徴です。


ブラジル

南米のブラジルは、比較的規模の大きな農園がある国です。
ブラジル産のコーヒー豆は、穏やかな酸味と苦味が特徴です。全体的には香り・コク・苦味のバランスが整っており、万人受けしやすいでしょう。
ブラジル産のコーヒー豆は、他のコーヒー豆を評する際の基準として「スタンダード」とされています。


コロンビア

コロンビアも南米にある国で、通称「コロンビアマイルド」と呼ばれるコーヒー豆は、柔らかい酸味が特徴です。
厳選された上質なコーヒー豆は、エメラルドマウンテンの名前でも親しまれています。
近年、発酵プロセスを工夫しユニークな風味のコーヒーを作る生産者が登場しており、競技会(バリスタの大会)でも人気を集めています。


グアテマラ

中南米にあるグアテマラ共和国は、国内で8カ所ほどの産地に分かれています。
それぞれの地域ごとに、多様性のある風味がある豆を生産しています。
グアテマラのコーヒー豆は、全体的に、フルーティーな香りやスパイシーな風味、しっかりした口当たりが特徴です。
風味のバランスがよいため、ブレンドコーヒーでも使用されています。


パナマ

中米のパナマ共和国で栽培されるコーヒー豆は、「ゲイシャ」の品種で有名です。
高品質なゲイシャ品種のコーヒーは花やレモン、紅茶のような、コーヒーとは思えないエレガントな風味がありとても人気があります。
ただし野生原生種由来の品種のため、他の一般的な栽培種に比べて生産量が少ない点が特徴です。
この事情によってゲイシャ品種のコーヒーは他の一般的な品種のコーヒーに比べて高価な傾向にあります。


コーヒーの焙煎度合いの種類

コーヒーは、生豆を焙煎して風味を引き出します。
焙煎が浅いとフルーティーな個性が出て、深いとコーヒーらしい苦味を感じやすくなります。
工業規格はなく、同じ焙煎度合い表記でも風味が異なるので、自分の好みにあった焙煎をしているコーヒー店と付き合うのがおすすめです。
コーヒーの焙煎度合いは8段階ありますが、大まかに以下3つに分けられます。


浅煎り

浅煎りは、フルーティーな印象を感じやすい焙煎です。
コーヒーの個性的な風味を感じたい場合におすすめです。
浅煎りは少し焦げ目がつく「ライトロースト」と、シナモン色の「シナモンロースト」に分かれます。

 

中煎り

中煎りは、酸味と苦味のバランスが取れている一般的な焙煎です。
フルーティーな風味としっかりしたコーヒーらしさの中間にあたります。
ミディアムローストやハイローストなど、喫茶店や家庭などで広く使用されています。


深煎り

深煎りは、苦味と香ばしい香りがあり、しっかりしたコーヒーらしさを感じられる焙煎です。
シティローストやフルシティローストは、中深煎りとも呼ばれています。
他には、フレンチロースト、イタリアンローストもあります。


コーヒーの挽き方の種類

コーヒー豆は、挽いた大きさによって表面積が変わり、抽出の程度が変化します。
豆が細かくなるほど表面積が増えるため、成分が多く抽出されしっかりとした味わいとなります。
反対に、粗く挽いた豆は、抽出が抑えられるため、薄く軽めのすっきりとした味わいが特徴です。ここでは、コーヒー豆の挽き方を5つ解説します。


極細挽き

極細挽きは、パウダー状になるまで細かく挽く方法です。
濃厚な味わいが出るため、エスプレッソマシンやトルココーヒーなどに使用されます。
そのため、時間のかかるドリップなどには不向きです。


細挽き

細挽きは、粉糖とグラニュー糖の中間くらいの挽き方です。
極細挽きほどではありませんが、濃い目の味になります。
細挽きは、直火式のエスプレッソ、ウォータードリップなどに適しています。


中挽き

中挽きは、グラニュー糖とザラメ糖の中間くらいのサイズにする挽き方です。
一般的な挽き方であり、市販のレギュラーコーヒーの基準でもあります。
中挽きは、コーヒーメーカー、一般的なペーパードリップなどに向いています。


粗挽き

粗挽きは、ザラメ糖くらいのサイズにする挽き方です。
粉とお湯の接触時間が長く、アウトドアで人気のパーコレーターのような、目が粗いフィルターを使う際に用いられます。



まとめ

コーヒー豆の種類は、大きく分けてアラビカ種やカネフォラ種、リベリカ種の3つです。
それぞれ味やカフェインなどが異なり、焙煎や挽き方でも味わいが変化します。
コーヒー豆にこだわりたい人は、香りや味、風味などを考慮して選ぶとよいでしょう。


SARUTAHIKO COFEE inc.

オンラインストア